LAI | 北池袋こころのクリニック  
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LAIについて

LAIとは、Long Acting Injectionの略で、統合失調症の治療で用いられる、お薬の効果が長く続く注射剤のことです。 持効性注射剤といい、1回の注射で2週間から4週間に渡り、効果が続きます。 その間は、飲み薬でどうしても起こってしまう、飲み忘れなどを防ぐことができます。

LAIのメリット

薬を確実に身体に入れることができる。
→再発や入院の心配が減る。
→症状が安定する。
→飲み忘れの心配がなくなる。

服薬のわずらわしさが減る。
→薬を飲む時間を気にしないで活動できる。
→人目を気にしなくてすむ。

LAIのデメリット

注射剤のため痛みを伴う。

 

副作用が出現すると、長引く症状が続いてしまう。

 

効果を発揮するまでに時間がかかる。

適応

日本では、統合失調症と双極性障害の治療に現在適応が認められています。服薬管理がうまくすることができない場合や服薬治療よりもさらに安定した薬剤効果を期待して提案する薬剤です。

導入法

まずは、それぞれの注射剤の経口薬を副作用なく安全に使えるかを確認し、その上で導入を開始します。筋肉注射の薬剤で、注射部位は、臀部筋肉または三角筋内となります。初回投与からしばらくは、経口内服薬を併用し、徐々に注射剤に切り替えていきます。

他院からの継続

大学病院や精神科単科病院などで使用例が増える一方で、LAIを継続できるクリニックはまだ多くないのが現状です。他院でLAIを導入し病状が安定している患者様について、当院で治療を引き継ぐことが可能です。近医への転院などご検討の場合は、当院までご連絡ください。